交通事故の後にみせる 「誠実な対応」 が自身を救う
交通事故にあった後、私の場合は加害者が誠実に対応してくれました。
最近はお見舞いの連絡もないどころか、「嫌がらせ」までしてくる加害者がいるようです。
加害者の交通違反で事故が発生した場合、警察は被害者へ 「量刑」 の希望を聞いてきます。
量刑の希望? 何のことだかイメージしにくいと思いますが、次の選択肢のうち、加害者に対して 「どれを希望するか」 を聞かれます。
@ 交通事故をおこした加害者の刑罰を、全部 「なし」 にして下さい。
A 交通事故をおこした加害者の刑罰を、 「少しでも軽く」 して下さい。
B 起こした事故と違反に 「相応する」 刑罰にして下さい。
C 交通事故をおこしたことに反省がないので、 「少し重い」 刑罰にして下さい。
D 交通事故で受けた被害を決して許せないので、 「最も重い」 刑罰にして下さい。
この希望がどこまで反映されるか分かりませんが、@〜Aであれば「情状酌量」と呼ばれる酌量軽減が適応される可能性があり、反対にC〜Dだと酌量軽減が適応されない可能性があります。いずれにしろ裁判所の心証に関わるため、交通事故をおこした加害者は、被害者に誠実な対応をみせておいた方が良いでしょう。
交通事故をおこしたことで、しばらく責められます
交通事故の過失割合にもよりますが、加害者はもう充分反省しているのに、何度も「あなたが悪いんだね!」と責められます。
家庭の雰囲気は悪くなり、クルマの修理や罰金などで出費も重なります。
交通事故をおこした加害者もツライんだよ!
と叫びたい気持ちも分かりますが、感情的になると、事故の後処理も雑になり、新たな別のトラブルまで発生してしまいます。
神様が与えてくれた試練だと思い、自分を見失うことなく、誠意を尽くして下さい。
「やってイイこと」と「やってはいけないこと」
交通事故の後処理について、どういった対応がベストなのか? 誰も教えてくれません。
被害者は怒り狂い、保険会社も頼りにならない。この先どうなるのか心配になってきます。
交通事故の後、加害者が 「やってイイこと」 と 「やってはいけないこと」 について、どう判断するのか?
その行動が招く結果を想定して判断します。
口で言うのは簡単ですが、世の中の多くは想定外の出来事です。
なぜ想定できなかったのか? 事故の後処理で頭がイッパイで、想像力や集中力が低下しているからです。
次に起こる出来事が分かっていれば「心の準備」ができる?
嫌なことは ・・・ いつも突然現れます。
「あなた」の心の準備が整うまで、待ってはくれません。
普段の仕事はどうでしょう? 万全の体制で仕事に臨めるよう、コンディションを整えています。
必要な情報については事前に調査し、不測の事態に対応できるよう、次の策も用意しています。
交通事故に対しても、同じように臨むことができれば、それほどストレスにはならないはずです。
自分の心を整え、どんな事態にでも対応できるよう、事故対応のマニュアルはひと通り目を通しておいて下さい。
交通事故のマニュアルとしては、最も安い価格かもしれません。
被害者よりも、加害者や家族の購入が多いようです。
「自分は加害者だ」 と思っていたのが、
「実は被害者だった」 ということもあるそうです。